• ホーム
  • 花粉症って他の人に感染(うつ)るの?

花粉症って他の人に感染(うつ)るの?

マスクをかける女性

花粉症はくしゃみが出る事から、ウイルスや病原菌が飛び出て感染してしまいそうにも見えますが、実際にはそのような事はありません。
花粉症は一般にアレルギーと呼ばれる現象の1種で、本来なら無害なものに体が過剰に反応してしまう事を指します。
つまり、ウイルスや菌が原因となっている訳ではないので、花粉症の人と一緒にいても、その影響でくしゃみや鼻水が出る事はないのです。
花粉そのものが無害であるなら、どうして花粉を吸いこむ事でくしゃみや鼻水が出るようになるのか。
そこには、ヒスタミンやロイコトリエンと呼ばれる物質が関係しています。

人間が花粉を吸いこむと、免疫システムが異物の侵入を感知して抗体というものを作ります。
抗体は異物に対抗して人体を守るのに必要なもので、目や鼻にある、肥満細胞と呼ばれるものに結びつくのです。
花粉が目や鼻に入り込み続けると、抗体の量もどんどん増えていくでしょう。
これが一定の量を超えると、花粉の侵入に反応して、ヒスタミンやロイコトリエンといった物質が放出されます。
この時、ヒスタミンは人間の知覚神経に作用して、目のかゆみやくしゃみ、鼻水といった症状を引き起こすのです。
また、ロイコトリエンは血管を拡張させて鼻づまりを引き起こします。
これが花粉症が起きる仕組みです。

「花粉に対して体が過敏に反応する」という形ですから、人に感染するという心配はありません。
例えるなら、辛い物を食べて悶絶している人から、悶絶する辛味が伝わると心配するようなものです。
辛い物を食べて悶絶する方が隣に居ても、同じ様に悶絶する事はありません。
同じようになるには、同じ様に辛い物を食べて、体を刺激しなければいけないからです。
このように、花粉症が他の方に感染する事はありません。
家族に花粉症の方がいても、その症状が原因で花粉症が感染する事は無いので安心です。